価格帯別出来高というものがあります。
ある株価の位置で、どれだけの出来高があったのかを棒グラフで表したものです。 ローソク足チャートに重なって、左端から棒グラフが伸びているものを良く見ます。右端にある場合もありますね。
無料で見るのであれば、日本経済新聞の「高機能チャートで詳細分析 プレミアムチャート」が見やすいと思います。
右上にある「価格帯別売買高」にチェックすれば価格帯別出来高が表示されます。ちなみに日経平均では表示できません。
価格帯別出来高を見ると何がわかるのか
- 抵抗線、支持線として壁になる
- 壁を超えると、勢いが増す
価格帯別出来高を見てどう対処するのか
- 壁に株が達したら、株を手仕舞う
- 壁を抜けたら、売買を開始する
具体的には、価格が上昇している場合、壁の前でいったん様子をみて必要なら売り、壁を抜けたら再びの上昇を見越して買うということです。抵抗線や支持線の考え方と同じように考えれば良さそうです。
注意としては、価格帯別出来高は、画面に表示されている領域の期間において表示されているということです。つまり、表示期間を日足から週足に変えたり、表示期間を増やしたりすると、価格帯別出来高はそれに連動して変わってしまいます。どの期間を見ているのか意識する必要があります。
また、アナ・クーリングさんの書籍『出来高・価格分析の完全ガイド』に書かれていたのですが、価格帯別出来高は買いと売り別々に表示されるものもあるようです。
もし、システムトレードで利用する場合は、4本値+出来高のデータから自分で計算しますので、どうにでもできますね。チャート分析とうまく組み合わせて活用できたら良いと思ってます。
『出来高・価格分析の完全ガイド』にも、「出来高を見ないなんて考えられない」と言うような記述がたくさんでてきました。ただ、出来高の見かたがとても難しく、2回ぐらい読んでちゃんと書評にまとめたいと思います。
価格帯別出来高チャートがある主な証券会社
- SBI証券
- 楽天証券
- 岡三オンライン証券
- カブドットコム証券
2018/09/02